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畑中 耕一郎; 中山 雅
コンクリートテクノ, 29(2), p.36 - 44, 2010/02
原子力機構では、処分坑道の支保工に使用されるコンクリートからの浸出水の低アルカリ化を実現するために、ポゾラン反応に着目し、OPCとポゾラン材料であるシリカフュームとフライアッシュを混合した低アルカリ性セメント(HFSC)を開発し、種々の配合条件下での性能や施工性について検討してきた。その結果、OPCと同等の支保工としての性能や施工性を維持するとともに浸出水のpHを11程度にするHFSCの配合条件を設定できる見通しを得たことから、幌延深地層研究計画地下施設の深度140mの調査坑道の一部において、HFSCを用いた本格的な吹付け施工を行った。その結果、HFSCはOPCと同等の施工性を有し、坑道支保工として適用できることが確認された。低アルカリ性セメント材料を使用した地下施設の本格的な施工は世界で初めてのことである。
松江 秀明; 坂根 仁*
コンクリートテクノ, 27(2), p.9 - 12, 2008/02
原子力機構では、原子炉等から得られる中性子を研究者のみならず、企業の皆さんにも広く利用していただけるよう、中性子産業利用促進活動を行っている。平成18年度からは、初心者を対象に中性子利用の促進を図ることを目的とする文部科学省の事業として「中性子利用技術移転推進プログラム」を開始した。即発ガンマ線分析装置もこのプログラムに積極的に参加しており多くの新たなユーザーに即発ガンマ線分析を利用していただいた。こうした新規の利用者に中性子利用の有効性や簡便さを認識していただくことができ、さらには、具体的な研究成果としても、今回ご紹介する波打ち際のコンクリート中の塩分濃度の非破壊分析など、産業利用の呼び水と成りうるデータも出てきた。本報告では、即発ガンマ線分析法をコンクリート及び建築業界の関係者に紹介するとともに、即発ガンマ線分析によるコンクリート中の非破壊塩分分析について紹介する。